快便をクリアーしなければ快食、快眠は実現不可
生活習慣病として定着してしまった便秘
健康の3大要素として、「快食・快便・快眠」が挙げられます。快便がなければ、快食、快眠も実現できないわけで、快便こそ、健康の基本といえるものです。つまり、排泄は健康の重要なカナメであるということです。
便秘というのは、便が固くて、排便に苦痛を感じるような状態をいいます。毎日お通じがなくても、排便がスムーズであれば、便秘とはいいません。
便秘はいってみれば、生ゴミを捨てそこなって腸に溜めているようなもので、腸内で腐敗が起こると、アンモニア、アミン、硫化水素、メルカプタン、インドール、スカトール、フェノールなど、悪臭のある有害物質が生じます。
これらの有害物質が腸壁から吸収されて血液に入り込み、全身を巡ることで、肩凝りや頭痛など不調や不快感を招いたり、老化を促進したり、嵐血圧や動脈硬化など生括習慣病や痔、肌のトラブルを引き起こしたり、胆石や発ガン物質をつくり出したりという原因になることがあります。
ある調査によれば、自分で便秘をしていると思っている人は男性が約10% 、女性が約37%ということです。ほぼ女性の3人に1人が便秘症だというのは、そう大きくははずれていないでしょう。
さて、便秘とひと口にいっても、いろいろな要因で起こります。ときには重大な病気を知らせるシグナルの場合もありますから、ふだんから自分の体の状態をよく知っておくことが大切です。
医学的には、便秘を次のように分類しています。
最近、若い女性たちに、ダイエットを意識するために食べる量が少なく、しかも野菜などが不足がちで、便秘になる傾向が非常に高まっています。また、脂肪の多い食事を好む人や、ビールをよく飲む人に、便秘や大腸ガンが多くなることがわかってきました。
昔の日本人は芋類や豆類をたくさん食べていたので、食物繊維は十分に摂取されていました。ところが、ここにきてわずか数10年の間に食事内容が欧米化して脂肪が多くなる一方、食物繊維は減って、便秘になることが激増してきたのです。
食物繊維を多く摂ると、便の量を多くするだけでなく、善玉菌の餌となって乳酸や酢酸を増やし、腸管を刺激して排便しやすくしてくれます。アロエベラには食物繊維に似た働きをする多糖体が多く含まれ、それらが腸内細菌の善玉菌を優勢にします。それによって、便秘の予防や改善を促進することが明らか8 2になっています。
便秘解消には食物繊維の摂取、排便習慣、便を我慢しないことが重要です。
アロエは習慣にしたいけれど、育てるのが大変という人に!原液があります。
便秘の場合、アロエの原液よりはアロエを食べたほうがいいでしょう。