裸になるだけの健康法

肝臓病予防と改善に。

裸になるだけで肝臓病を防げる

肝臓病の改善にも効果がある

1日数回ちょっと裸になるという「裸療法」も、肝臓病の改善や予防に大いに効果を発揮してくれます。裸になるだけで?と思ってしまいます。

医学的にもきちんとした裏づけのあるたいへん合理的な健康法で、有名な西式健康法の中にある皮膚鍛練法の1つでもあります。実際、この「裸療法」は病院でも行われています。

肝臓病をはじめ、心臓病、ひいてはガンといった難病の改善にも高い効果を上げています。この「裸療法」、朝から晩までずっと裸で過ごすといったものではないので全く危険はなく、しかだれでも手軽にできるため、数ある裸健康法の中でも特におすすめしたい方法です。

まずは「裸療法」の効能についてです。「裸療法」の第一の効用は、皮膚呼吸が盛んになることです。ふだん、私たちは衣服を着込んでいるため、皮膚呼吸が十分に行われていません。皮膚呼吸が不完全だと、体内に一酸化炭素が増えます。体内に一酸化炭素が増加すると、ガンが発生しやすくなるといわれていますし、動脈硬化や高血圧、脳卒中や心筋梗塞、狭心症などが起きやすくなることもわかっています。

そこで、衣服を脱いで裸になると、皮膚呼吸が盛んになるとその果、一酸化炭素が体外に放出されるようになって、これらの病気の予防や改善に大きな効果を発揮するのです。

「裸療法」の第二の効用は、血行を促進する作用です。のちほどくわしく説明しますが、「裸療法」は裸と着衣を繰り返すというやり方で行います。これによって体温に変化が生じ、血管が収縮と拡大を繰り返すことになるため、血液の循環が非常によくなります。これが実は、肝臓病の改善にも大いに効果を発揮してくれるのです。というのも、血液の循環が悪くなることも肝臓病を引き起こす原因の1つとなるからです。

血液循環の悪い人は、末梢の静脈に汚れた血液が滞りがちです。たとえば、足のふくらはぎの静脈が太く浮き出ている人を見かけることがありますが、これなどは、静脈に汚れた血液が滞っている典型的な例といえます。

この汚れた血液が、肝臓の機能を害するのです。ですから、肝臓の悪い人は、滞った血液を一刻も早く心臓に戻してやり、肺でガス交換を行って、血液をきれいにしてあげなければなりません。1裸療法」による血行の促進が、肝臓病の改善に効果的であると考えられる理由がここにあります。

さて、ではいよいよその「裸療法」のやり方です。

まず、室内で裸またはパンツ1枚になり、全身を空気にさらし、一定の時間が経過したら、毛布などで羽織って温まります。再び裸になり、また、着衣して温まるというように裸→着衣→裸→着衣と交互に繰り返すだけです。

裸療法のやり方

  裸になる時間 着衣して温まる時間
1回目 20秒 60秒
2回目 30秒 60秒
3回目 40秒 60秒
4回目 50秒 60秒
5回目 60秒 90秒
6回目 70秒 90秒
7回目 80秒 90秒
8回目 90秒 120秒
9回目 100秒 120秒
10回目 110秒 120秒
11回目 120秒 着衣してからしばらく休憩

1回目から11回目までを通して行います。ただし、初心者はいきなり11回のフルコースをせず、6回目までのコースを6日間かけて徐々に体を慣らしていくようにします。なお、アトピー性皮膚炎の場合は1日5~6 回行うと目に見えて症状が改善します。

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